船番所跡
海と町の安全を見守る遠見番所『船番所』

『船番所(ふなばんしょ)』とは、港に出入りする船を取り締まり、また船の出入りの安全を監視する場所のこと。鞆の浦の船番所は、江戸時代初期に港の東端にある現在は陸続きになっている大可島の石垣の上に建てられました。
現在の建物は建て替えられたものですが、その下の石垣は江戸時代からのものがそのまま使われています。船番所の近くには鐘楼もあり、時の鐘として、また周辺で緊急の事態が起こった際の警鐘として使われていました。