鞆てらすの開設に御支援と御協力をいただいた多くの方々を来賓に迎え,鞆の町の方々も多数お集まりをいただき,記念の開設となりました。

開設を記念する式典では,始めに鞆こども園ぶどう組(5歳児さん)による,人の心を想う歌と手話歌,颯爽とした太鼓の演奏が披露されました。枝広市長からは,鞆てらすがこれから鞆の町の人たちと共に歩んでいくことへ期待を込めた式辞があり,鞆町内会連絡協議会の大濵会長から,鞆てらす開設のお礼や,鞆の町の未来への願いが述べられました。

来賓のあいさつや,鞆てらすの愛称を応募いただいた友久さんへの表彰の後,子どもたちも一緒に参加したテープカットでは,鞆の浦学園が誇るなでしこ太鼓の演奏が,会場の雰囲気を一気に高め,施設が清らかに動き出しました。

この式典は,企画立案から,式典の流れの計画,当日の運営までを,鞆の浦学園学園会の皆さんが約3か月をかけて作り上げたもので,当日の司会進行は,学園会長の古山さん,副会長の山本さんの二人により,総合的なプロデュースとなりました。

施設の開設後も,琴の演奏によるおもてなしや,鞆の浦学園が都市ブランドに認定を受けている鞆学の展示,またフィナーレには,鞆の浦アイヤ節保存会によるアイヤ節の披露が行われました。

全体に,鞆の町の未来を輝かせる子どもたちの真摯な姿が見られる開設記念式典でした。この施設が,鞆の子どもたちの地域学習や,地域への親しみの中心になっていけるよう,歩んでいくこともこの施設の大きな役割です。