鞆の浦の初夏の風物詩「観光鯛網」。
江戸時代初期の鞆の浦で生まれた「鯛しばり網漁法」(市無形民俗文化財)という伝統的な漁のスタイルを再現する、鞆の一大イベントのひとつです。
出船前には「鞆の浦アイヤ節保存会」の踊り手さんたちによる「アイヤ節」が披露され、弁財天の使いの乙姫様が船の上で大漁を祈願し、「弁天龍宮の舞」を舞います。
その後、約50人の船団がひと組となり、色鮮やかな大のぼりを掲げた6隻の船で海に乗り出す姿は壮観! 長さ1,500m、幅100mにも及ぶ巨大な網を使って、桜鯛(マダイ)を追い込み漁を行います。
その伝統的な漁を船上から間近に見学できるのが、この「観光鯛網」。
漁を終えた船は鯛の即売所に早変わりし、その場で捕れたての鯛を購入することができます。


鞆の浦観光鯛網
開催地/広島県福山市鞆町仙酔島田の浦
日程/毎年5月上旬〜下旬ごろ(約1ヵ月間)※アイヤ節は日・祝のみ
時間/月〜土曜日13:30〜、日曜・祝日10:30〜、13:30〜(所要時間 約1時間20分)※15人以上の団体は要予約
観覧料/一般2,800円、小中学生1,400円
電話/084-926-2649(福山観光コンベンション協会)
http://www.fukuyama-kanko.com/travel/taiami