鞆の新春の風物詩となった「お弓神事」が無事に終わりました。弓を放つ弓主や息を呑んで見守る人たちの光景がいまも鮮明に浮かんできます。今年は例年にない温い日となり、金的に見ごとに的中!緊迫した空気の中で行われるお弓神事の一日は、鞆の古い町並みと重なり、今年もまるで絵巻物を見ているように流れていきました。鞆てらすでは、上月ひとみさんの作品である「お弓神事絵巻」が展示中です。
福山市鞆町には、過ぎた年の悪鬼を祓い新しい年の無病消息を祈る、八幡神社(沼名前神社内)の祭礼「お弓神事」という伝統行事があります。日本遺産に認定された鞆の浦の構成文化財の一つであり、福山市無形民俗文化財でもあります。弓を放つときは“ねーろた、ねろた”、献杯式では“よーのめ、よーのめ”、また無事に神事が終わると“もーす、もうす、お礼をもうす”と言いながら町をねり歩きます。伝統的な温かい囃子言葉が特徴であり、町の人びとの心がひとつになり盛り上がります。
新年最初の大切な神事が終え、鞆の町は新しい年の福でいっぱいです。お弓神事の一日を振り返りながら、鞆てらすで「お弓神事絵巻」をゆっくりご覧ください。


