鞆には全国で珍しい子どもの成長を願う、大切な伝統行事があります。

江戸時代には旧暦で、八月一日を「八朔」と呼んでいました。現在の八月末の盛夏の暑さが少し和らぎ過ごしやすくなった頃でしょうか。その年に子どもが生まれた家は、白い馬を作り台車に載せて町中を引き回します。長い時間少しずつ姿を変えながら、今も子ども達の健やかな成長を祈る「八朔の馬出し」という伝統行事として受け継がれています。馬の大きさは大小様々で、木製や色をつけたり紙を貼ったり、装飾したりと姿や表情は個性的です。

今年もまた、鞆の子どもたちが元気に集います!

「端午の節句」や「雛祭り」・「七五三」とも ちょっと違う、鞆ならではの子どもを想う温かい伝統行事にぜひ触れてみて下さい。

 

2024年9月1日(日)10時~12時 沼名前神社 出発